乳幼児からの早期教育。危険もはらむ!?私が後悔した話と絵本
今日は育児と本のお話です。
乳幼児からの育児
なにやら、実際に本を読む読まない関係なく、紙の本が家にある程度ある家の子供
は学力が高いとか。
最近のニュースで見ました。
ちょっと小話(;´∀`)
そんなものなのかしら~ね~。
でも、実際読めばもっと違ういいことがありそうだ~。
子供と遊ぶことが、ちょっと面倒くさいな~と思ってしまう時がある
ダメダメな私ですが、一つだけ続けてきたことがあります。
私が続けてきたこと
それは、子供が寝る前に読み聞かせをすることでした。
最近はちょっと減ってきましたが、1年生ぐらいまでは
時間があるときに読んでました。
息子とはなかなか趣味が合わないんですけど、こうして寝る前に
本を読んでもらうのは嫌がらなかったし、私も好きだったので
続きました。
長編のときは、喉が痛くなる時もありましたが。
で、なんかそうすることで効果があったのかと聞かれると
今はまだわかりません。
だけど、お互い好きでやっていたのもあったけど、ひとつ足りない部分を
補えたらな~と思ってしていました。
育児で後悔している事
息子は脳の構造が完全に男子だと思うのです。
狩猟民族系というか。
というのも、素質的な部分もありますが、後天的な部分もあるのかな~
と思い当たる節がありまして。
後天的な部分は私が子育てにおいて後悔している部分とも言えます。
それは、
早期教育のようなことです。
私自身、たいそうな学歴もなくフツーに人生を過ごしてきて、
もっと勉強しておけば良かったな~。とか
学歴云々よりも、頭が賢かったら人生違ってたのかな~と思う時期と
子供の生まれた時期ぐらいが重なって、子供には同じ苦労をさせたくないな~と
いう思いから、してしまったことによります。
今は、あんな考え方馬鹿みたいだな~って、
バッカじゃないの~
とあのころの自分に言いたいです。
それから、なんでも良いらしいよ~と聞けば、よく調べもせずに
取り入れたり、
例えば、ベビーベッドの上によく回っているメリー。
あれを、設置して小さいときから見せておくと、動体視力が
よくなるんだという情報とか。
(確かに、今現在息子は、動体視力は悪くはないと思います。)
早期教育について
極めつけは、フラッシュカードっていうやつ。
国旗なんかが書いてあるカードを、まだ幼い乳児の目の前で
めくって見せるっていうのとか。
幸い、私の性格上そんなに根気もなく数回しただけですけど。
しばらくして、あれはまずかったなっと思いました。
あれがなぜ良くないかというと、まだ生まれたばかりの乳幼児には
刺激が強すぎる
からです。
メリーぐらいなら大丈夫だと思います。
が、今思うと、ゆっくりした流れで、じっくりと物を見る
ということが、乳幼児期大切で、その経験をすっとばすと、
刺激の強い物からは戻れなくなるんだな~と
実体験からも思いましたし、今まで色々育児を勉強する中で
そういう結論になりました。
モンッテッソリー教育やシュタイナー教育などありますが、
私が今思うのは
おもちゃは、素朴な素材、自然の物を使って遊ぶシュタイナー教育のように
してみたかった。
(今現在、どこを向いてもプラスチックのおもちゃは目に入るし、
徹底するのは難しいですが)
モンテッソリーも、子供の自立をよく考えた教育方針ですが
また少し違います。
(詳しくは別の機会があれば取り上げたいと思います。)
そして、早期教育は、割と正反対の内容になってくるので、取り換えしのつかない
危険もはらんでいると気づきました。
そして話の続きですが(早期教育のようなことをした続き)
その結果か、それが原因かはちょっとわかりませんが、
息子の幼少期
息子は、文字を覚えるのが早かったです。
数字、カタカナ、ひらがな以外にも、幼稚園の年中ぐらいには
漢字にも興味を持ち始めて、読むことも書くことも好きでした。
これだけ聞くと、いいことのようにも思うかもしれません。
ですが、私はこれから程なくしてには、とてつもなく後悔しておりました。
親にしかわからない微妙な部分ですが、息子大丈夫かな~と
心配するようになりました。
その大丈夫かな~という部分を挙げてみます。
- チーズの穴の中にネズミに見立てた棒を差し込んでいく木のおもちゃがありました。
棒には、ひもがついていて、グルグルと色んな方向から通して楽しむものです。
それを、さりげなく通して見本を見せてもほとんどそういう使い方をしませんでした。
そして、息子がず~とどうやって遊んでいたかというと、
ひもの部分を持って、ネズミの部分をグルグルと回し、その様子をいつまでも
眺めていました。
- 見立て遊び、ごっこ遊びをしない。
- 植物や生き物に興味がない。
- 幼稚園でやらなければいけない場面以外は私が準備しても
図画工作とかやろうとしない。
- 積み木やブロックはただ積むだけ、組むだけで
これは電車だとか、お家~といった想像して
物を作ることがない。
(年齢によっては、それでいいのだけれど一向に見立てて楽しむ気配がありませんでした。)
ヒーロー物とかに興味を示さない。
(これにおいては、刺激のあるもの、絵がはっきりして話がわかりやすいもの)
- 字が少なく、ほとんどが絵の絵本を読み聞かせても
本のページの数字を見ている。
とか、絵じゃなく字を見るんですよね~。
そうそう、お絵かきをすると必ず字やマークを書く。
- 車で走っていても、建物などの景色を見るのではなく、看板ばかりを見る。
イオンを見つけるのも、どの大人よりも早いぐらいに~。
今こうして書いていても、限りなくグレーに近かったように思う。
やばかったな~。
その他にも色々気になることはありました。
だけど唯一、人には興味があって関わろうとする姿がありましたし、
目も合うし、コミュニケーションが取れないわけでもありませんでした。
先生の言っている事もほぼ理解しているのもあって、はたから見たら誰も
気づかないんだと思います。
なので自閉症の傾向があるのかな~という部分も、私が思っていただけで、
幼稚園などで指摘されたこともありませんでした。
それとなく、「こういうことが得意じゃなくて、極端に不器用なところが
あります。」と機会があれば相談していたんですけど。
あとから実行してみたこと
割と早い段階で、なんか息子変わってるわ~と思ったので、
音や光る刺激の強いものよりも、素朴なおもちゃを選んだりしましたが
あまり効果はありませんでした。
(もう時すでに遅しだったと思います。)
それで、少しでも想像力が培われるといいな~と思って、絵本も字を見ちゃうのが気になったので、あえて文字が多い
児童書を寝る前に読み聞かせることにしました。
子供には、起きていれば時々出てくる挿し絵を見せましたが、
そのまま眠くなれば寝ればいいので、本は私だけが見て
読みました。
もうこれしか方法がなかったです。
ラジオなども、TVを見せるより、頭の中で想像できるのでいいらしいです。
こうして、受け身ではなくて自分で考える力や、遊び込む力、想像力が
出てくればいいな~と思って続けてきたのですが、
どうなんでしょうかね。
現在の様子
で息子は小学3年生の今に至るわけですが、
- 手先が不器用は不器用で、物作りは好きではない。(それでも色々とできるようになった)
- 算数と漢字はまあまあ得意です。
- 虫はそんなに好きではないですが、バッタを持ったりはできます。
- 同居人の犬もやっと最近、愛情を持って接している姿が見られるようになった。
- 「月がまあるいね」とか、「花がいっぱい咲いてる」とか、「かえるがいる」とか時々言うようになった(私が喜ぶからなのかな(;´∀`))
という現状ですが、気になる部分は目立たなくはなったものの
ゲームやTV以外で遊ぶ時間は、いつも何をしようか困っている様子があります。
そして最終的にボールで遊ぶ。
(ここはあまり変わらない)
そういうとき幼少期も、ひたすらビー玉を転がして遊んでいました。
あとはボーリングとか、ボールや動くもので遊ぶ。というか
動くものでしか遊べないと言った方がいいぐらいです。
先生に話したこともありますが、
特に何も言われませんでした。
ということで、生活には支障は出ていないし、幸い性格は穏やかな方なので
人に迷惑かけているわけではないのでこのままです。
今後
これまで書いてきたことが、早期教育と関係しているのかはわかりませんし、
どうしても、大人との関わりの多い環境で気を付けていても、
大人が口を出していたのかもしれませんし、もともとの性質なのかもしれませんし、
実証はできません。
あくまでも仮説として捉えてもらえるといいと思います。
そして私がこれからすることは
本当に自立していく年齢にさしかかってきたこれからの息子には
好きな事をしてもらえばいいのかな~と思っています。
ゲームとかはほどほどにですけど。
そして息子は、ずっとなにかしら球技のスポーツを続けていくと思います。
バランスの取れているのは人として生きやすいのかもしれないけれど、
アンバランスな人のが好きを追及しやすい。
好きなことがはっきりしていると、幸福度も高い。
と前向きに考えて、
親の私も、良い部分を応援していきたいと思っています。
育児に正解はないですが、少しは誰かの参考になれば幸いです。
以上ぴのちおでした~。